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　人権・同和教育の基礎研修として、大阪で活動していらっしゃる太鼓集団『怒』の皆さんに、コンサートを行っていただきました。主に関西圏を中心に、和太鼓の演奏に加えて、人権の大切さや差別の愚かさについて講演されています。

　本日は、大変わかりやすく人権問題や差別に関するお話をしていただくとともに、全身全霊を込めた大変迫力のある素晴らしい、そして楽しい和太鼓演奏を行っていただきました。まさに魂が震える体験でした。

　部落差別や障がい者差別、人種差別などについて、とても具体的で生徒にとっても理解しやすい内容でした。特に、「正しい理解・知識がないと、差別に出会ったときに正しい判断ができない」という言葉は、私たちが人権や差別について学んでいく道標だと思います。差別の愚かさ、差別する生き方の情けなさを理解し、「差別する人をなくすことが差別をなくすことにつながる」という思いを持ち続けることが大切です。

　「怒」の皆さんの思いや願いをしっかり受け止め、差別をなくす仲間の輪をどんどん広げていくことが私たちにできる行動です。差別は間違った行動であるという認識を持ち続け、正しい判断ができる人になれるよう、自分の心と向き合っていきましょう。