4月9日、入学式、この時期を、二十四節気では「清明」と言います。「清らかで明るい」と書きます。燕が帰ってくる時期でもあります。
今日は晴天です。そんな穏やかな春の日に、中萩中学校に入学して来られた165名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
また、世の中が何かと慌ただしい中、ご臨席を賜りました、中萩小学校長 中野 久様、本校PTA会長 蜂谷 静男様、本日は誠にありがとうございます。
さて、新入生の皆さん、皆さんの心は今、期待と不安が入り混じった気持ちであろうと思います。今日からの3年間は義務教育9年間の後半に当たります。この3年間で自分の長所を見極めて、中学卒業後の進路を自分の力で切り開いかなければなりません。新型コロナウイルス感染症の影響は残りますが、私たち教職員は保護者の皆様、地域の方々、そして2、3年生の先輩たちとともに、あなたたちの成長を見守っていきます。
何よりも、「思春期」という最も大切で、しかも複雑な時期をこの中学校で過ごすことになります。たくさんの本を読んで、たくさん経験をして、人として大切なことをいっぱい感じてください。「思春期」に悩みはつきものです。立ち止まってもかまいません。しなやかで、粘り強い心を育ててください。
あなたたちが、たくましく頼もしく、徐々に親離れができるように、私たちが手助けします。笑顔で元気に登校してください。
中萩中学校 校歌の一節
「たくましく 心素直に」 そして、「美しく 心ひとつに」
新入生の皆さんが、充実した学校生活を送れますように願いまして、式辞といたします。
令和3年4月9日 新居浜市立中萩中学校 校長 大西 誠
いよいよ令和3年度がスタートします。
私たちは「言葉」という大切なものをもっています。
例えば、生徒会室前にある「中萩中~めざせ100%」のメッセージ、体育館への通路に貼ってくれていた「伝統をつくるものは何か」という後輩へのメッセージなど、「言葉」には大きな力があります。
それでは、目を閉じて校歌をつぶやいてください。
朝雲の 空に連なる 高尾山
生徒会の歌をつぶやいてください。
陽炎もゆる 横山の
萩中人権宣言をつぶやいてください。
・笑顔いっぱいの萩中生
・一人一人を大切に思う萩中生
・強い意志をもつ萩中生
・思いやりあふれる萩中生
・差別偏見をしない、させない萩中生
目標は書けば終わりではない。この目標に向かって、「言葉」を大切にして1年間ともに進んでいきましょう。
県では今日、感染警戒レベルが、「感染警戒期」から「感染対策期」に引き上げられます。より一層の感染対策を実施してください。登下校時もマスク着用をお願いします。
令和3年4月8日 新居浜市立中萩中学校長 大西 誠
しばらく、この「校長室より」の部屋を閉鎖しておりましたが、本日より再開いたします。ここでは、私の拙い話と環境整備について少しずつお知らせいたします。(撮影:3月30日)
3月31日(水)、令和3年度最終日です。教員生活最終日、さっきまで校長室の掃除をしていました。もっと早くから、やればいいのに。何となく片付けするのが嫌な私が、つい先日までいました。今日は、観念して後任の校長先生が気持ちよくこの部屋を使えるように、掃除機をかけ雑巾がけをしたところです。
私の最後の校長室からは、東門入ってすぐのところに中村の河原写真館の奥様からいただいたクローバーが育っています。1年以上前にいただき、植えてはみたものの水が切れて枯れかかったりしたこともありましたが、何とか定着して増えてきています。このクローバーの中に「四葉のクローバー」が存在しているのです。苦難に耐えて生き生きと成長しているクローバー、幸運のおすそわけが欲しいなと思ったら、どうぞ探して一つ持ち帰ってください。四葉のクローバーを見つめながら、努力をしていれば、きっと良いことが起こりそうですよ!!
新年度の中萩中学校の益々のご発展を、お祈りしています。これまで本当にお世話になりました!!
昨日3月29日(月)の9時半から、離任式を2年ぶりに体育館で行うことができました。卒業生の皆さんも多数参加してくれ、本当に久しぶりに全校生徒が体育館の中に集まることができました。私を含め11名の教職員が転退職になりましたが、離任する私たち一人一人の別れの挨拶をしっかり聞いてくれ大変うれしかったです。言葉足らずですが、次のような挨拶をさせていただきました。短い挨拶にしようと決めていたので、地域の皆様方への感謝を述べられていませんでした。本当にこの2年間、地域の皆様には全面的なバックアップをしていただきまして誠にありがとうございました。
おはようございます。今日は、私たちのために登校してくれて、ありがとう。私は明後日31日をもち、定年退職しますが、この2年間を母校で後輩の皆さんとともに過ごせたことを大変誇りに思っています。
ここ数日、愛媛県では新型コロナウイルス感染症の流行拡大が顕著で、再び警戒期に戻ってしまいました。そんな中、離任式ができ、皆さんにお別れのあいさつができ本当にうれしいです。
4月から始まる第2の人生では、これまでの教員としての経験を生かし、少しでも世の中の役に立つ仕事をして、地域に貢献したいと考えています。そして、中萩の地域住民の一人として皆さんの活躍を見守りたいと思っています。
最後になりますが、家に帰ったら、ご家族の皆さんにも、これまでありがとうございましたと伝えてください。それでは、名残は尽きませんが、さようなら。
おはようございます。今朝は、各学級のお別れを悲しむかのように惜別の雨のスタートとなりました。私の朝の登校見守りも今日が最終日になり感慨深いものがありました。先ほど1・2年生の皆さんが本年度の学習をすべて終えた証として、修了証を代表の生徒さんにお渡ししました。皆さん一人一人には、この後の学活で、苦楽をともに過ごしてきた学級担任の先生から渡していただきます。自分自身の頑張りの記録として、ずっと大切にしてください。
こうして、2つの学年が同時に体育館に集まって行事を行うのは、1学期の終業式以来のことになるのではないかと思います。新型コロナウイルス感染症の影響で、三蜜を避けるためずっと校内放送を通して、式を行ってきました。今日は、現在の新居浜市の感染状況から判断して大丈夫だと考え、体育館での修了式にしました。リモートもいいけど、やはり目の前で皆さんと向き合ってお話しできること、大変うれしく感じています。
さて、この一年間で、皆さん一人一人目覚ましい成長があったのではないでしょうか。自分では気づいていないかもしれませんが、声変わりをしたり、物事を見る視野が広がったりと、それぞれの人が、それぞれの人の成長のペースに合わせて、心身ともにとても成長していると思います。4月からは、それぞれ学年も1つ上がり、2年生は最上級生に、1年生には後輩ができる中堅学年になります。卒業した3年生を見習って、これからは皆さんが中萩中学校の伝統を引き継ぎ、さらに発展させていく役目を担うことになります。この春休み中に、しっかり自覚して新学期に臨んでください。
この一年間、新型コロナで大変でしたが1年生の皆さんとは室戸青少年自然の家の活動を一緒にできて、とても楽しかったです。2年生の皆さんとは、四国内の修学旅行にはなりましたが、新しい四国の発見がたくさんでき、これもとても楽しかったです。いろいろな活動において、今後も新型コロナウイルス感染症の予防対策の徹底が必要となりますが、そうであっても対策さえしっかりできていればできることはいっぱいありそうです。どうか、気持ちを前向きに持ち、油断せず健康に留意して充実した楽しい春休みを過ごしてください。
うららかな日の光が空いっぱいに広がり、春の息吹が校庭に満ちあふれる頃となりました。
このよき日に、中萩中学校を巣立ちゆく百六十一名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
ただいま、皆さん一人一人に卒業証書をお渡しすることができました。新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、本日の式典も感染症予防対策に全ての皆さんが努めてきたからこそ、無事に挙行できたと感謝しています。
この門出の日に、多数のご来賓の皆様にはご多用の中ご臨席を賜り、このように盛大に、第七十四回卒業証書授与式が挙行できますことを、在校生や教職員一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、皆さんは、中学校の三年間で、心身ともに目覚ましい成長を遂げました。特にこの一年間は、新型コロナの流行拡大で運動部や文化部の活動をはじめ、学校行事や生徒会活動等が中止になったり、内容を縮小したりと、多大な影響を受ける大変な一年となりました。そうした中にあっても前向きに捉えて知恵を絞り、制限のある中で最大限のできることに取り組みました。中萩中学校の最上級生として、一生忘れられない頑張りを後輩たちに見せてくれました。中でも、運動会での、ジ・アルフィーの名曲「星空のディスタンス」が流れる中で行われた萩中エクスプレス、校内合唱コンクールでの一致団結した各クラスの素晴らしい態度と調和のとれた歌声は、参観したすべての方々の心に響き渡りました。
教員生活最後の年に、中萩中学校の良き伝統を受け継ぎ発展させてきた皆さんの卒業を、お祝いすることができることを私は誇りに思います。本当にありがとう。
皆さんの卒業にあたり、愛媛の詩人「坂村真民先生」が詠まれた私の大好きな詩を贈ります。
念ずれば 花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうして
そのたび
わたしの花が
ふしぎと
ひとつ
ひとつ
ひらいていった
という詩です。昨日、新居浜ライオンズクラブの皆様から寄贈いただいたタイムカプセルを校庭に埋設しました。私も皆さんへのメッセージを書いて入れてもらいました。これから先十年、世の中は新型コロナウイルス感染症を克服し、世界中の人々が再び盛んに行き交うグローバルな社会がより発展していることだろうと思います。その中で、皆さんがどのようにたくましく成長しているか、今から楽しみです。十年後、元気でいられればタイムカプセルの開封式に私も同席したいと思っています。
保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。九年間の義務教育を終えられたお子様の姿に、これまでの様々なご苦労が心に浮かび、感慨もひとしおのことと思います。心からお祝い申し上げますとともに、これまでの、本校教育に対するご理解、ご協力に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
最後になりましたが、卒業を祝ってくださったご来賓の皆様、これからも、子どもたちを温かく見守り、ご支援くださいますようお願い申し上げます。
なごりは尽きませんが、希望にあふれ、限りない皆さんの前途に幸多かれとお祈りし、私の式辞といたします。
父が亡くなって3年以上経ちましたが、今年も我が家の庭に水仙が綺麗に咲いてくれました。父の生前には、庭の様子に目もくれず仕事に追われる毎日でしたが、父が亡くなった後は、否応なく私が庭の管理をするようになり、時折草引きを行うようになりました。それまでは気づけなかった庭の様子。四季折々に咲く花や樹木を見ると、父のさりげない思いに有難さを感じます。この2年間、教員生活最後を母校で勤めさせていただいていますが、生徒の皆さんに私が遺してあげられたものあるかな?と振り返る今日この頃です。後残りわずかな日数になりましたが、心を込めて勤めたいと思います。
東日本を襲った未曽有の大災害、東日本大震災発生からちょうど10年が過ぎました。連日、新聞紙面やテレビでも10年前の震災当日の様子であったり、犠牲になられた方々の地震発生後の様子などが報道されています。ご遺族にとっては、まるで昨日のことのように、あっという間の10年なのではないかと心中をお察しします。改めて犠牲になられた方々に弔意を表します。東日本の復興には、まだまだ時間がかかると思います。私たちは、この大災害を忘れることなく被災した地域への継続した支援に努めなければならないと思います。自然災害の前に、私たちの力はあまりにも非力です。この大災害の教訓を生かし、今後発生が予想される東南海トラフ地震に備えることが肝要です。日ごろから、防災教育を通して自然災害への対処を学び、減災を目指すことが犠牲になられた方々の死を無駄にしないことになると思います。合掌